セミナー「アスベスト健康被害救済の現在」を開催しました。
令和元年11月7日午後から、当事務所にて、山下陽平弁護士を講師として、「アスベスト健康被害の現在」をテーマにセミナーを開催しました。アスベストは、その多様な機能性から、生活上のあらゆる場面に使われ、健康被害もその有用性のゆえ、広がりを示しています。中皮腫というアスベストが原因のがんは、潜伏期間が30年ともいわれ、今後被害がさらに拡大するおそれもあります。
現状の救済方法としては、労災、特別法による救済のほか、訴訟を通じての和解手続き等があり、これらの最新情報についてお話をしました。高裁レベルで国や建材メーカーの責任を認める判決が相次いで出され、今後、最高裁の判断が注目されるところです。(池田伸之)