「3つのe」裁判手続のIT化の現在と未来、どこまで進む?

平成30年3月30日に内閣府から「裁判手続等のIT化に向けた取りまとめ-3つのeの実現に向けて-」が公表されました。今回の取りまとめは、平成29年6月の閣議決定に基づく「未来投資戦略2017」を受けたもので、同年10月以降開催された「裁判手続等のIT化検討会」によるものです。政府主導ではありますが、法務省が関係省庁として、また最高裁がオブザーバーとして参加しました。 Continue reading “「3つのe」裁判手続のIT化の現在と未来、どこまで進む?”

お住まいのマンションの民泊利用を禁止するには?

先日、日本人女性が、アメリカ人観光客の滞在していた民泊施設の一室で、監禁され、バラバラ遺体となって見つかったという痛ましい事件がありました。事件の容疑者は、約1か月前に日本を訪れ、個人宅やマンションの空室などを宿泊用に提供する民泊施設を転々としていました。 Continue reading “お住まいのマンションの民泊利用を禁止するには?”

インターネットの書込み被害への対処法とその責任

最近、某野球選手が妻の容姿について「ブス」と書込まれたブログを巡り、ブログ作成者を名誉毀損だと訴えたことが話題になっています。名誉毀損に当たるか否かは社会的な評価が低下したかなどの要件も問題になりますが、侮辱的な発言であることは間違いなく、言論や表現行為の自由があるとしても、他人の人格権を攻撃するような違法性のある行為は許されません。従って、民事であれば高額ではないにしてもある程度まとまった金額(たとえば数十万円程度)の損害賠償請求が認められる可能性があります。 Continue reading “インターネットの書込み被害への対処法とその責任”